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  • 猫を迎える前の心構え

2023.06.06

猫アレルギーってあるの⁉︎(子供が生まれてアレルギーがあるからと手放した人もいる)

これから猫を迎え入れるなら、自分や家族が猫アレルギーを持っていないか、事前にチェックしておくと良いでしょう。

「猫を飼ってからアレルギーがあると分かり、手放さなければいけなくなった」
というケースが実際にみられます。

猫と飼い主さんが一緒に安心して暮らすために、猫アレルギーのチェック方法や、アレルギー予防法を覚えておきましょう。

猫アレルギーはどこで検査できる?

猫を飼うと決めたら、家族全員の猫アレルギー検査を済ませておきましょう。

アレルギー検査は内科や小児科、皮膚科、耳鼻科などで受けられます。
動物病院ではペットのアレルギー検査しか受けられないため、近隣の医療機関で相談してみてください。

猫に近づくとくしゃみや鼻水がでるなど、症状がある場合は保険が適用されます。
症状がない場合は、全額自己負担になりますので、事前に金額をたしかめておくと安心です。

皮膚にアレルゲン物質を垂らしたり、注入したりしてチェックする皮膚テスト。
血液を採取してチェックする血液検査が、主な検査方法です。

仕事が忙しいなどの理由で検査へ行く時間がない場合は、郵送で検査できるキットも販売されています。厚生労働省の認可を受けている、安全性の高いキットを選んでください。

猫アレルギーの予防法

検査で猫アレルギーでないと分かっても、一緒に暮らすうちにアレルギーを発症してしまう場合があります。猫アレルギーの予防習慣を取り入れて、アレルギーの出にくい暮らしを心がけましょう。

予防法1:こまめなブラッシング

猫の毛自体はアレルゲンではありませんが、毛づくろいや日常生活で唾液や皮脂、フケなどのアレルゲン物質が付着しています。

抜けた毛に触れたり、吸い込んでしまうと猫アレルギーの原因になるため、こまめなブラッシングを心がけましょう。

お風呂場でブラッシングをして、最後に水で流すのも良い方法です。
部屋に毛をまき散らしたくない方は、試してみてください。

ブラッシング中は猫の毛が舞いやすいため、マスクを着用しておきましょう。

予防法2:一緒の布団で寝ない

猫と一緒に寝ると、布団や枕などにアレルゲン物質が付着します。
アレルギーを予防するなら、寝室に猫が入らないように、環境を整えてください。

布団だけでなく、布製品は猫の毛やフケなど、アレルゲン物質がつきやすい素材です。

絨毯をフローリングマットに変える、毛のつきにくい素材の洋服を選ぶ、といった工夫で猫アレルギーを予防しましょう。

予防法3:フローリングワイパーで掃除する

猫を飼っている家庭の床には、たくさんの猫毛が落ちています。
この時、掃除機で吸い込んでしまうと、毛が余計に舞い散りアレルゲン物質が飛散してしまいます。

掃除の際は、まずフローリングワイパーで猫の毛を集めてから、掃除機をかけるようにしましょう。

空気清浄機を設置するのも良い方法です。
こまめなお掃除を心がけて、アレルギーの出にくい住まいをキープしましょう。

まとめ

安心して猫を迎えるために、猫を飼うと決めたら、事前にアレルギー検査をしておきましょう。

家族の検査を済ませていても、生まれた赤ちゃんが猫アレルギーを発症してしまう場合があります。

検査が陰性の場合も、後から猫アレルギーになる可能性があるため、こまめなブラッシングや掃除、猫とは一緒に寝ない、という習慣が重要です。

猫アレルギーを避けるなら、毛のない猫や短毛種の猫を選ぶのも良い手段です。

できる限りの対策を講じて、猫と心地よく暮らせる環境を作りましょう。

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NEKOTO WATASHI

NEKOTO WATASHI
私たちは猫の様々な病気に向き合って来た獣医師です。これまでに仕入れた知識、これから学んでいくことを「猫とわたし」で発信し、愛猫家の皆様と愛猫ちゃんがいつまでも健康的で幸せでいられる社会をつくることが私たちのミッションとしています。

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