- 猫を迎える
2023.06.06
他にも猫や犬がいる場合
この記事の目次
猫を保護した時、友人や知人の事情で貰い受けた時、新しい家族を迎えたい時、すでに先住猫や先住犬がいるケースがあります。
猫を迎えたいけれど、先に飼ったペットがストレスを感じてしまったらどうしよう。
ケンカばかりの毎日になってしまったら困る……そんな不安を抱いている飼い主さんが少なくありません。
新しく猫を迎えるなら、動物同士の相性と、正しい進め方が重要です。
すでに飼っている猫や犬に配慮しながら、幸せに暮らせる毎日を目指しましょう。
相性が良いのはどんな猫?
先住猫との相性の良さは、年齢や性別によって変わります。
良い組み合わせ、悪い組み合わせをチェックしてみましょう。
相性が良い組み合わせ
「仔猫同士」
仔猫がいる家に、新しく仔猫を迎える場合、良い遊び相手になります。
性別関係なく、仲良くなれるケースがほとんどです。
「メス猫同士」
メス猫はオス猫と比較してなわばり意識が低いため、ケンカになりにくい傾向です。
先住猫がメスの場合は、メスのお迎えを検討してみましょう。
「成猫メスと成猫オス」
大人の雄と雌は、仲良くなれる可能性が高い組み合わせです。
仔猫を望んでいない場合は、去勢手術・避妊手術を済ませてから顔合わせしてください。
「先住犬と仔猫」
集団行動できる犬は、猫とも一緒に暮らせます。
一方で、先住犬が快く迎えてくれても、犬特有のスキンシップや大きな鳴き声を嫌う猫もいます。
犬がいる家庭に迎えるなら、社会性を身につける前の仔猫がおすすめです。
相性が悪い組み合わせ
「成猫オスと成猫オス」
なわばり意識が強いオス同士は、ケンカになりやすい組み合わせです。
穏やかな性格のオス、去勢手術が済んでいるオスの場合は、仲良くなるケースもあります。
様子をみながら、一緒に暮らせるかどうか、判断しましょう。
「シニア猫と仔猫」
猫がシニア期を迎えたら、極力静かに過ごさせてあげたいものです。
そこへ遊び盛りの仔猫がやってきた場合、または仔猫がいる家にもらわれた場合、自分のペースで生活できず、ストレスを抱える恐れがあります。
上手に猫を迎える3つのポイント
先住猫や先住犬に受け入れてもらうなら、覚えておきたい手法があります。
上手に猫を迎える3つのポイントをみてみましょう。
ポイント1:まずはにおいから
先住猫や先住犬がいる空間にいきなり新しい猫を連れてきてしまうと、縄張り意識やプライドの面から、嫌がられてしまいます。
新しい猫用のケージもしくはお部屋を用意して、はじめは別々に過ごさせましょう。
トイレやフードボウルは、それぞれ専用のものを用意してください。
新しい猫が使っていたタオルを嗅がせる。
嫌がらないようなら、キャリーやケージ越しに対面する、というステップで進めていくと、ストレスを低減できます。
中には新しい猫の存在をみて、奥に引きこもってしまう猫もいます。
1週間程度で慣れて出てくる場合は良いのですが、1週間を過ぎても難しい場合は相性が悪い可能性が高いでしょう。
このような事態へ備えるために、お試しトライアル期間を設けている保護施設から迎え入れると安心です。
ポイント2:先住猫・先住犬を優先して同居開始
無事に対面が済んだら、少しずつ一緒の時間を増やしましょう。
この時、覚えておきたいのが先住猫や先住犬をかならず優先する、というルールです。
なでるときもごはんをあげる時も、先に飼っている猫、犬からにすると、不安な気持ちが解消されます。
甘えん坊な性格の場合は、普段以上にスキンシップの時間を増やして、寂しい思いをしないようにしてください。
ポイント3:高い居場所を複数作っておく
猫は上から見下ろすことで、安心できる動物です。
新しい猫や犬が寄ってきたときに移動できる、キャットタワーなどの居場所を用意しておきましょう。
複数用意してあれば、新しい猫が落ち着く場所にもなります。
新しい猫よりも、先住猫がより上にいられるように、配慮してあげてください。
まとめ
動物同士の相性、ポイントをおさえておけば、先住猫や先住犬と暮らしやすくなります。
それぞれが安心してトイレに行けるルート、環境も整えておきましょう。
これから新しく猫を探す場合は、トライアル期間を設けている保護施設などから、迎え入れてみてください。
仲良くなれれば、遊び相手ができる、お留守番の時の寂しさが減る、といったメリットがあります。
先住猫、先住犬のストレスにならないように、時間をかけてゆっくり進めましょう。
- 猫を迎える