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2023.06.06

そろえるべきグッズ トイレ

猫を迎える際、事前にそろえるべきグッズがいくつかあります。
今回は、最初にかならず用意しておきたいトイレの選び方について、解説いたします!

どんなトイレを用意すれば良い?

ペットショップや通販サイトをみてみると、たくさんのトイレが販売されていて、どれを選んだら良いのか迷ってしまうと思います。

猫はトイレへのこだわりが強いため、気持ちよく使ってもらうための配慮が欠かせません。

ペットショップやブリーダー、動物愛護センターなどから猫を引き取る場合は、これまでに使っていたトイレを聞いておくと、スムーズに移行できるでしょう。

猫を保護した場合は、年齢や好みに応じたトイレを準備してください。

仔猫や老猫の場合は、またぎやすい浅型のトイレ、もしくはトイレの前にステップやスロープを置いておきましょう。

トイレ姿を見られるのが嫌な猫もいます。
この場合は、扉がついたトイレや、猫がすっぽり隠れるタイプのトイレを選ぶと、安心して排せつできます。

猫用トイレの種類をチェック

猫用トイレにはさまざまな種類があります。
代表的なトイレの種類と特長をみてみましょう。

ノーマルトイレ

ノーマルトイレは箱型をした一般的なトイレです。
砂が飛び散りにくい深型と、出入りがしやすい浅型があります。

固まる猫砂などを使うケースが多く、こまめなお手入れが必要です。

システムトイレ

トイレ上段がすのこ、下段がトレーになっている、2重構造のトイレです。

おしっこはすのこを通り抜け、下段にあるペットシーツや専用マットに吸収されるため、お手入れが楽な点がメリットです。

1週間程度、ペットシーツやマットを取り換えなくて良い、という商品もありますが、猫の排尿回数や尿の色、においなどを毎日確認できず、病気を見逃す恐れがあります。

安価なペットシーツで構いませんので、白いペットシーツを毎日交換して、尿の状態をたしかめてください。

ノーマルトイレよりは初期費用や維持費用が高めになります。

上から入れるシステムトイレ

ノーマル型のシステムトイレ以外に、上から中に入り込めるタイプのトイレもあります。
砂が飛び散りにくい、ニオイが気になりにくい、インテリアになじみやすい、という点がメリットです。

トイレ姿をみられたくない猫にも向いています。
上からでも横からでも出入りできる、ツードアタイプも販売されていますので、猫の好みに合わせて選択しましょう。

その他にも、扉や屋根、ドアカバーのついたシステムトイレが多く販売されていますが、開放的な環境を好む猫もいます。

猫が嫌がっていないか確かめながら、最適なトイレを選んでください。

自動トイレ

自動トイレは、猫がトイレに入ったのをセンサーで感知して、自動で掃除してくれる商品です。

センサー感知から○分後に掃除、といった設定ができる商品、猫が中に入っているときは掃除機能が作動しない商品など、安全に配慮されたトイレを選びましょう。

ニオイ対策してくれるタイプの商品が多く、仕事で家を空ける時間が長い場合も、衛生的なトイレ環境を維持できます。

便利な自動トイレですが、飼い主さんが排せつ物のチェックをできない点がデメリットです。

猫の健康をたしかめるなら外出時は自動トイレ、普段はシステムトイレなど、使い分けると良いでしょう。

用意するべきトイレの数は?

トイレを購入する際に、考えなければいけないのが用意するトイレの数です。

小さなアパートで飼う場合は1つで十分ですが、部屋数の多いマンションや一戸建ての場合は寝室とリビングに1つずつなど、トイレを複数用意してあげましょう。

多頭飼いの場合は、同じタイミングでトイレに行きたくなっても大丈夫なように、飼っている猫の数+1つ程度を目安にするのがおすすめです。

まとめ

きれい好きな猫は、いつでも清潔なトイレを好みます。
大型の猫種の場合は大きめのトイレを選ぶなど、猫の種類や好み、性格に合ったトイレを用意して、快適なトイレ環境を整えてあげましょう。

トイレが不衛生だったり、公衆便所のような環境の場合、トイレ以外の場所で不適切な排泄をしたり、長居を避けるため、飛び出すように出てくるケースもあります。

このような行動がみられる場合は、トイレ環境を見直してみましょう。

おしっこやうんちの様子を日々観察して、猫の健康状態をチェックするのも、飼い主さんの役目です。

雄猫は尿路閉塞に注意が必要です。便に血が混じっている、トイレに行く回数が極端に少ない、尿や便が出ていないという場合は、病気の可能性があります。様子がいつもと違う場合は、獣医師の診断を仰ぎましょう。

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NEKOTO WATASHI

NEKOTO WATASHI
私たちは猫の様々な病気に向き合って来た獣医師です。これまでに仕入れた知識、これから学んでいくことを「猫とわたし」で発信し、愛猫家の皆様と愛猫ちゃんがいつまでも健康的で幸せでいられる社会をつくることが私たちのミッションとしています。

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