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2023.06.06

そろえるべきグッズ グルーミンググッズ

猫の毛並みを整えるために必要なグルーミンググッズ。
猫の種類や使う目的によって、選び方が変わります。

猫を迎えるにあたり、どのようなグルーミンググッズを持っておくべきなのか、事前に覚えておきましょう。

グルーミンググッズの種類

グルーミンググッズには大きく分けて5つの種類があります。
それぞれの特長をチェックしてみましょう。

スリッカーブラシ(ピンブラシ)

金属のピンが立っているスリッカーブラシ。
金属部分が硬いハードタイプ、金属部分がやわらかいソフトタイプがあります。

猫の肌を傷つけないように、ピン先が球状になっているブラシを選ぶのがおすすめです。

ラバーブラシ

その名の通りラバー素材でできているブラシです。
毛がからみやすいため、抜け毛が良く取れます。

抜け毛だけでなく、ほこりも付きやすい素材です。
水洗いできる素材ですので、こまめに洗浄して、清潔な状態で使用しましょう。

グルーミンググローブ(手袋)

グローブの内側にラバーやシリコン製のブラシがついている商品です。
いつものように猫を撫でているだけで、かんたんに抜け毛をケアできます。

ブラッシングを嫌がる猫の飼い主さんは、グローブタイプを選んでみてください。

グルーミングコーム

猫の毛専用に作られた櫛タイプの商品です。
細目と粗目があり、毛を整える際に使用します。

左右で目が違う、細目と粗目がセットになっているアイテムもあります。
肌にやさしい、先端が丸くなっているタイプを選びましょう。

ノミ対策ができるノミ取りコームも販売されています。
最近はあまりみかけませんが、猫にノミがついてしまった場合は、専用コームで取り除きましょう。

獣毛ブラシ

獣毛ブラシは、主に毛のつや出しに使われます。
獣毛に含まれる適度な油分が、猫の毛をきれいに整えてくれます。

スリッカーブラシやグローブ、コームでお手入れした後の仕上げに持っておくと、毛艶や手触りが良くなり便利です。

グルーミンググッズは毛の長さで選ぶ

必要なグルーミンググッズは長毛種、短毛種それぞれ違います。
何を用意すれば良いのか、必要なアイテムをみてみましょう。

長毛種の場合

毛の長い長毛種には、ハードタイプのスリッカーブラシがおすすめです。
換毛期は特に毛がよく抜けるため、こまめにお手入れしてあげましょう。

ブラッシング前に身体をチェックして、毛玉がある場合は事前にほぐしておきます。
ブラシでほぐそうとすると、痛がるケースがあるため、手作業がおすすめです。

乾燥しやすい時期は、水を入れたスプレー容器でブラシを湿らせてから、ブラッシングをはじめましょう。

ブラシでお手入れしづらい顔やお腹、脚はコームタイプで梳かしてください。

抜け毛の多い長毛種は、毎日のお手入れを習慣化しておきましょう。

短毛種の場合

短毛種のブラッシングには、ラバーブラシが最適です。

乾燥しやすい時期は、水を入れたスプレー容器でブラシを湿らせてから、ブラッシングをはじめましょう。

仕上がりにこだわる場合は、最後に獣毛ブラシを使うと、全体を整えられます。

短毛種の場合は毎日でなくても構いませんが、毛が多く抜ける換毛期は、毎日ブラッシングしてあげてください。

まとめ

猫のブラッシングが行き届いていないと、猫が身体を舐めた際に毛をたくさん飲み込んでしまいます。飲み込んだ毛は自分で吐き出しますが、量が多い場合、胃腸炎などを引き起こす「毛球症」になる恐れがあります。

猫の病気を未然に防ぐためにも、毎日のブラッシングを心がけましょう。

ラバーブラシの代わりに、ファーミネーターを使用するのもおすすめです。
ごっそり毛がとれるアイテムですが、やり過ぎてしまうと禿げてしまうケースがあるため、使う場合は上手に取り入れてみてください。

飼い主からのブラッシングはスキンシップの時間になる、マッサージ効果が得られる、といったメリットもあります。

猫の毛の長さにあった、好むブラシをえらんで、ブラッシングをはじめてみてください。

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NEKOTO WATASHI

NEKOTO WATASHI
私たちは猫の様々な病気に向き合って来た獣医師です。これまでに仕入れた知識、これから学んでいくことを「猫とわたし」で発信し、愛猫家の皆様と愛猫ちゃんがいつまでも健康的で幸せでいられる社会をつくることが私たちのミッションとしています。

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