- 猫と暮らす
2023.06.06
気を付けるべき中毒 植物
家の中や猫が自由に歩き回れるベランダやお庭、お散歩ルートに植物はありませんか?
猫の身の回りには、中毒を起こす危険な草木や花がたくさんあります。
トラブルを避けるために、猫にとって危険な植物を知っておきましょう。
気をつけたい毒性のある植物
間違って口にしてしまわないように、猫にとって危険な植物を覚えておきましょう。
今回は、家庭内に置くケースが多い植物を中心に、ご紹介いたします。
食べ物や毒物については、こちらの記事でくわしく解説しています。
合わせて覚えておきましょう。
→猫と暮らす
「気をつけるべき中毒「食べ物」」
「気をつけるべき中毒「毒物」」へリンク
百合(ユリ)
良い香りを部屋に届けてくれる、見栄えも美しい百合。
花瓶に活けている方が少なくない花の一つですが、実は葉を一枚食べただけで死に至る例があるほど、危険な植物です。
猫の身体についた百合の花粉を舐めてしまい死亡してしまったケースもあります。
猫がいる家には、百合を置かないようにしましょう。
百合だけでなく、チューリップやヒヤシンスなど、ユリ科植物はすべて控えてください。
シクラメン
鉢植えで部屋に飾られることが多いシクラメン。
可憐な印象の花ですが、葉や茎、花すべてに毒が含まれています。
猫が食べてしまった場合、下痢や胃腸炎の恐れ、最悪の場合、死にいたる恐れがあるため、注意しましょう。
ポインセチア
クリスマスシーズンを中心に、家に飾られることが多いポインセチアも猫にとって危険な毒があります。
茎や葉から出る液体成分を口にしてしまうと、下痢や嘔吐、皮膚炎を起こす恐れがあるため、猫のいる家庭では購入しないようにしてください。
アジサイ
アジサイは人にも猫にも中毒を引き起こす植物です。
梅雨の代名詞として知られ、目にも鮮やかなアジサイですが、葉や茎、花などすべての部分に毒があります。
大量に食べてしまった場合、死にいたるケースがあるため、家には飾らないようにしましょう。
多肉植物
多肉植物の寄せ植えがブームになるなど、多くの家庭で愛されています。
お手入れが楽で目に楽しい一方で、猫にとっては危険な成分が含まれる多肉植物が少なくありません。
人間が薬として使ったり、ヨーグルトに混ぜて食べたりするアロエも、猫にとっては有害です。
猫のいる家庭には、多肉植物は厳禁だと覚えておきましょう。
サボテンなどトゲがある植物も、ケガの恐れがあるため控えましょう。
観葉植物
ポトスやカラジューム、モンステラ、ドラセナ、アイビー、ゴムの木など、観葉植物の多くに毒があります。
「猫が観葉植物に興味を示すはずがない」
そう思われがちですが、猫は猫草をはじめとする草を食べる習性があります。
ゆらゆら揺れる葉に興味を示し、遊んでいるうちに口にしてしまう可能性もあるため注意が必要です。
まとめ
これまでに紹介した以外にもトゲがあり未成熟な場合は毒を持つバラ。
菊、マーガレット、パンジー、ツツジ、ヒガンバナ、スズラン ホオズキなどの身近な植物。
ベランダで育てることが多いナスやトマトなどの野菜類、リンゴやもも、あんず、チェリーなどの果物類も猫にとっては毒性があります。
植物だけでなく購入した野菜や果物も、猫が触れる場所に置かないように、気をつけてください。
どうしても部屋に観葉植物を置きたい場合は、パキラやアジアンタム、ガジュマルなどを選ぶと毒性がありません。バジルやミントなどのハーブも安全性が高い植物ですが、食べ過ぎには注意してください。
安全な植物でも、猫が観葉植物を倒してしまった、土で遊んでしまった、というトラブルが考えられます。置き場所やいたずら対策を検討の上、猫と植物との暮らしを楽しみましょう。
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