猫とわたし

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2023.06.07

猫との遊び方

猫との距離を縮めて、仲良くなるなら遊びを取り入れてみましょう。

遊んでくれる人、ごはんをくれる人に、猫はよくなつきます。

とはいえ、

「猫に好かれたいから」

と遊びに誘い過ぎてしまったり、遊び終わりを見極めなかったり、という行動は厳禁です。

どうしたら遊びを通じて猫とスキンシップできるのか、くわしく解説いたします。

猫と遊ぶのに適したタイミングは?

猫は、24時間いつでも遊びたいわけではありません。
たっぷり眠ったり、ごはんを食べたりする時間が先、遊ぶのはそれ以外の気が向いた時です。

猫が寝ているのにおもちゃの音で起こしてしまう。
猫がごはんを食べる時間なのに、遊びの時間を優先する。

このような行為は避けましょう。

猫によって差がありますが、食後よりも食べる前の方が良く遊ぶと言われています。

食べる前の猫が起きている時間、一人遊びをしている時間などを選びましょう。

おもちゃをみせて猫が寄ってきたら遊ぶ、そっけない態度の場合は別の機会にする、という習慣をつけるのも良い方法です。

猫がケガしないように、部屋を十分に片付けた上で、遊びを楽しんでください。

猫と仲良くなれる遊び方

猫と仲良くなるなら、飼い主さんが主導権を握れるおもちゃを選びましょう。

猫じゃらしや釣り竿タイプ、ボールを投げるなど、飼い主さんがいなければ成立しないタイプのおもちゃで、猫の遊び心を刺激してあげてください。

狩猟本能にはたらきかける動かし方をすると、よく遊んでくれるでしょう。
猫によっては、犬のように投げたおもちゃを取ってくる場合もあります。

喜ぶおもちゃの動かし方やおもちゃの種類は、猫によって違います。

床を這うように動かす、高いところでおもちゃを振るなど、いろいろ試しながら、飼っている猫の反応をたしかめてみてください。

飼い主さんの指や足を動かして遊ぶケースもみられますが、人の手足をおもちゃだと認識してしまう恐れがあります。ひっかかれる、噛まれる、といったトラブルをさけるためにも、猫用のおもちゃを用意しましょう。

遊びの休憩サイン

必要な運動量を確保するためにも、ストレスを発散するためにも、猫にとって遊びの時間は欠かせません。

一方、短期決戦で狩りをする猫は、体力が長続きしません。
いつまでも遊んでしまうのは避け、1回10分程度を目安にしましょう。

特に仔猫の場合は、限度を知らずに遊んでしまうケースが多いため注意してください。

遊んでいるときに猫の口が開き「ハッハッ」と短く荒い呼吸を繰り返しているような場合、お腹が激しく上下している場合は、心臓病や呼吸器のトラブルがあるかもしれません。このような行動が認められる場合は、動物病院で相談しましょう。

中には、もっと遊んでほしくてネズミのおもちゃをくわえてきたり、ねこじゃらしをパンチして遊んでほしいアピールしたり……という猫もいます。

このように、まだ遊びたがっているそぶりをみせている場合も、おもちゃをしまい終わりにしましょう。

「猫が遊びたがっているのに、やめるのはかわいそう」

そう感じる飼い主さんが多いのですが、飽きるまで遊んでしまった場合、

・買ったおもちゃにすぐ飽きてしまう
・飼い主さんと遊ぶのは楽しくないと思われてしまう

という恐れがあります。

1つのおもちゃで長く遊ぶためにも、飼い主さんと遊ぶのは楽しい、と思ってもらうためにも、10分くらいで終了してください。

遊ぶ回数は、多くても1日3回程度です。
猫の疲れが溜まらないように、適切な時間を守りましょう。

まとめ

猫と一緒に遊ぶ時間は、お互いにとって楽しい時間です。
猫の様子をチェックしながら、遊びに適したタイミングで誘ってみましょう。

おもちゃあそびだけでなく、「かくれんぼ」「おにごっこ」「だるまさんがころんだ」を楽しむ猫もいます。

家の猫はどんな遊びが好きなのか、スキンシップを通じてみつけてみてください。

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NEKOTO WATASHI

NEKOTO WATASHI
私たちは猫の様々な病気に向き合って来た獣医師です。これまでに仕入れた知識、これから学んでいくことを「猫とわたし」で発信し、愛猫家の皆様と愛猫ちゃんがいつまでも健康的で幸せでいられる社会をつくることが私たちのミッションとしています。

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