猫とわたし

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  • 猫と仲良くなるには

2023.06.07

嬉しい気持ちの猫はこんな態度をみせる

猫には、嬉しいときにだけみせる行動があります。
飼っている猫が機嫌よく過ごしているかどうか、普段の様子を観察してみてください。

猫が甘えているサイン、喜んでいるサインを見極めて、より猫と仲良くなりましょう。

猫がみせる嬉しいときのサイン7つ

猫が嬉しいとき、甘えたいときにみせるサインがいくつかあります。
今回は、代表的な7つのサインをチェックしてみましょう。

1.身体をすりすりする

飼い主さんの周りにまとわりついて、頭や身体をこすりつける行為は、猫の愛情表現です。
大好きな人の隣で、撫でて、構ってという気持ちをアピールしています。

大切な相手だからこそ、自分の匂いをつけておきたい、というマーキング的な意味もあります。猫がすりすりしてきたら、嬉しい気持ち、大好きな気持ちの表れだと覚えておきましょう。

2.しっぽをピンと立てている

猫が飼い主さんのそばに寄ってくるとき、しっぽに注目してみてください。
しっぽをピンと立てて近寄って来るなら、好意をもっている証です。

嬉しさのあまり、しっぽを震わせている場合もあります。

左右に大きくしっぽを振っていたり、しっぽが膨らんでいたりする場合は、怒っているサインです。猫がストレスを感じる環境になっていないか、たしかめてみましょう。

3.のどをゴロゴロ鳴らす

猫は安心できる環境、リラックスできる環境でのどをゴロゴロ鳴らします。
飼い主さんのそばに寄ってきて、のどをゴロゴロ鳴らしている場合は、一緒にいられて嬉しい気持ちの表れです。

撫でてあげたり、膝に乗せてあげたりすると、より機嫌が良くなります。猫とのスキンシップで絆を深めましょう。

4.鳴き声を出す

猫はそもそもあまり鳴かない動物です。
鳴いてしまうと敵に居場所が分かってしまうため、静かにひっそり移動します。

猫が飼い主さんの方を向いて鳴く、というのは、安心できる環境だからできる行為です。
ごはんが欲しい、遊んで欲しい、など、飼い主さんへお願いごとがある場合に鳴く猫もいます。

猫の鳴き声があまりに大きい、いつまでも鳴いている、という場合は、病気の疑いがあります。普段と違う鳴き方をしている場合は、早めに動物病院で相談してみましょう。

5.飼い主さんの邪魔をする

飼い主さんがパソコンで作業していたり、新聞を読んでいたり、ゲームで遊んでいたり、何かしているときに限って、猫が目の前に現れがちです。

これは、飼い主さんが自分以外の何かに集中しているため、もっと見て欲しい、自分のことを構って欲しい、という行動です。

目の前に行くと撫でてもらえる、抱っこしてもらえる、そんな嬉しい結果を期待してやってくるケースもあります。
甘える行為の一種ですので、怒らず猫を構ってあげましょう。

6.飼い主さんを舐める

猫が飼い主さんの手や顔を舐めるのは、大好きな気持ちの表れです。
母猫が舐めてくれたように、大切な人への愛情表現として舐めています。

仲の良い猫同士がグルーミングし合うように、飼い主さんをグルーミングしてあげたい、ブラッシングやごはんをもらった後にお礼がしたい、といった気持ちが隠されている場合もあります。

ちょっと痛い行為ですが、飼い主さんへの嬉しい気持ちが込められています。

7.ヒゲの形が10時10分

猫のヒゲをよく見ていると、嬉しいときと警戒しているときで形が違うことに気付きます。
中でも、猫のヒゲが上を向き、10時10分の形になっている場合は、喜びを表しています。

驚いたり、恐怖を感じたりしている場合は、ヒゲの形が低くなります。
日頃からヒゲの形をチェックして、猫の気持ちを読み取ってみましょう。

まとめ

猫が嬉しい気持ちになると、さまざまな部分にサインが出ます。

おもちゃで遊んでいるとき、一緒にくつろいでいるときなど、

「喜んでいるのかな?」

と気になったら、猫の様子をよく見てみてください。

嬉しいサインを読み取れるようになると、より一緒に過ごす時間が楽しくなります。

撫でて嬉しいポイント、機嫌が良くなる遊びなどを見抜いて、より猫が幸せになれる環境を整えてあげましょう。

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NEKOTO WATASHI

NEKOTO WATASHI
私たちは猫の様々な病気に向き合って来た獣医師です。これまでに仕入れた知識、これから学んでいくことを「猫とわたし」で発信し、愛猫家の皆様と愛猫ちゃんがいつまでも健康的で幸せでいられる社会をつくることが私たちのミッションとしています。

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