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2023.06.12

ペットのお葬式はどうすればよい?

ペットが亡くなってしまったら、火葬やお葬式が必要です。
大切な愛猫との別れを前に、悲しい気持ちでいっぱいの時ですが、身体が傷んでしまう前にお葬式の準備を進めましょう。

火葬やお葬式にはさまざまな方法があります。
内容の違いや地域に希望するサービスがあるかどうか、費用などを比較の上、納得のいくお見送り方法を選びましょう。

ペット火葬に関連する、悪徳業者のトラブルが増えています。
気をつけるべき点も、合わせて覚えておきましょう。

ペット火葬の種類

ペット葬儀には大きく分けて3種類あります。

・自治体によるペット火葬
・寺院や業者による合同火葬
・寺院や業者による個別火葬

それぞれの内容をみてみましょう。

自治体によるペット火葬

各自治体が、市の火葬場でのペット火葬に対応しています。
市外の人間でも利用できる自治体もあります。

事前に火葬できる棺のサイズ、重量を確認の上、日時を予約しましょう。
自治体によるペット火葬は費用を抑えられる、悪徳業者を避けられる一方で、個別にお骨は残せません。

寺院や業者による合同火葬

ペット霊園のある寺院、ペット火葬業者による合同火葬を選んだ場合、他のペットと一緒での火葬になります。

火葬後にお骨は残せませんが、ペット霊園で供養、埋葬されるため、手を合わせたいときにお参りへ通えます。

合同火葬を選ぶ場合は、足を運びやすい霊園を選びましょう。

寺院や業者による個別火葬

愛猫のお骨を残したい場合は、寺院や業者による個別火葬を選びましょう。
他のペットと分けて対応してもらえるため、確実に自分の子だけを火葬してもらえます。

火葬は寺院などに設置されている火葬場、もしくは火葬車で行われます。

「お経をあげてもらいたい」
「家族でお骨を拾いたい」

など希望を叶えてくれる個別火葬先を探してみましょう。

火葬方法を選ぶ際の注意点

ペットの火葬先を探す場合、悪徳業者に注意してください。
残念ながら、悪徳業者によるトラブル例が後を絶ちません。

事前にどんなトラブルがあるのか、知っておきましょう。

供物を火葬して貰えない

愛猫を見送るとき、お花や大好きだったおもちゃ、ごはん、家族写真などをお供えすると思います。ですが中には、供物があると火葬に時間がかかる、掃除の手間が増える、といった理由で、中身を抜き去っている例があります。

トラブルを避けるなら、火葬場の前まで立ち会える寺院や業者を選びましょう。

個別火葬なのに個別対応していない

個別火葬をお願いしたのに、手間がかかるなどの理由で合同火葬しているケースです。
別に合同火葬した子の骨がお骨として届けられる例があり、非常に悪質です。

こちらも火葬場まで立ち会い、その場でお骨を拾える寺院や業者を選べば、間違いありません。ペットを預かり送迎するタイプの業者は避けましょう。

法外な費用を請求する

ペット火葬の見積もりをとったにもかかわらず、後から法外な金額を請求する、高額な棺や骨壺などを勧められる、といったトラブルが起きています。

ひどい場合は、遺骨を生焼けで返す、お骨を返さない、といった言葉で脅される例があるため注意が必要です。

口コミなどをチェックの上、安心して相談できる寺院、業者を選択しましょう。

まとめ

ペットブームの後押しで、猫の葬儀ができる寺院、業者が増えています。
だからこそ、間違いなく対応してもらえる合同火葬先、個別火葬先を探す必要があります。

縁起でもない、と思うかもしれませんが、安心して葬儀を終えるために、元気なうちに葬儀場を探しておく、というのも良い方法です。

猫とのお別れを残念な結末にしないために、慎重に情報を集め、最善の寺院、業者を選んでください。

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NEKOTO WATASHI

NEKOTO WATASHI
私たちは猫の様々な病気に向き合って来た獣医師です。これまでに仕入れた知識、これから学んでいくことを「猫とわたし」で発信し、愛猫家の皆様と愛猫ちゃんがいつまでも健康的で幸せでいられる社会をつくることが私たちのミッションとしています。

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