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  • 猫とのお別れ

2023.06.12

ペットがいなくなった後

ペットが亡くなってしまった後、少しずつ心を落ち着けるために、過ごし方が重要です。
お葬式がすんだら、どのように過ごせば良いのか、覚えておきたい暮らし方を紹介いたします。

お葬式が済んだら用意するアイテム

ペットのお葬式までは、バタバタと忙しい時間が続きます。
手続きや供養が終わり、心が落ち着いてきたら、必要に応じたアイテムを準備して、新しい生活の基盤を整えましょう。

まずは、持っておくと安心できる、仏具などのグッズをみてみましょう。

ペット用のお仏壇や仏具

ペット用に作られた、かわいらしいお仏壇、位牌、仏具などが販売されています。
ペットの写真が飾れるもの、お花や線香を供えられるものなど、さまざまな商品があります。

ミニサイズのお香立て、ローソク台、おりん、お花立て、ごはん入れ、お水入れなど、みているだけで愛らしいグッズが揃っています。
ペットの雰囲気に合ったお仏壇、仏具を選んでみてください。

ペット用骨壺

個別火葬でお骨が残っている場合、猫用の骨壺に入れてあげると、いつでも一緒にいられます。将来ペットと一緒のお墓に入りたい、といった希望がある場合は、ペット霊園ではなく自宅での保管をえらびましょう。

メモリアルグッズ

遺骨や遺毛が入れられるカプセルやジュエリー、ボトルなどが販売されています。
メモリアルグッズを身につけると、いつでもペットと一緒にいる気持ちになれるため、穏やかに過ごせるでしょう。

遺骨や遺毛がない場合も、写真をペンダントやキーホルダーにする、という方法があります。

その他にもペットの写真をクッションにするサービス、刺繍してもらえるサービスなど、生きていた頃の姿に触れられるグッズが多く販売されています。
好みの商品をみつけて、オーダーしてみてください。

ペットの命日の過ごし方

ペットが亡くなった後、月命日や一周忌などの命日がやってきます。
猫の場合、命日の過ごし方は、とくに決まりがありません。

一緒に過ごした頃を振り返りながら、思い思いに過ごしてください。

家族でペットの写真を見ながら会話をしたり、お花や好きだったごはん、おやつを供えたり、霊園に足を運んだり、遺骨を入れたグッズと一緒に景色の良い場所を散歩したり、のんびりした時間を持ちましょう。

お仏壇がある場合は、きれいにお掃除してあげてください。
写真を入れ替えたり、好きなおもちゃを買ったりするのもおすすめです。

遺品を整理する

ペットが亡くなって、月命日を過ぎる頃には、少しずつ死を受け止められるようになります。無理に進める必要はありませんが、気持ちに余裕ができてきたら、遺品の整理をはじめましょう。

ごはんやおやつ、ペットシーツや猫砂などが残っている場合は、保護猫団体などに寄付すると、恵まれない猫の助けになります。

どうしても捨てられない場合は、ペットのアイテムを保管しておくボックスを用意して、思い出を振り返りながら大切に保管しておきましょう。

撮りためた写真をアルバムにする、デジタルフォトフレームでいつでも見られるようにすると、愛らしい姿をいつでもみられます。

自分のペースで、自分の気持ちを第一に、作業を進めてみてください。

まとめ

猫が亡くなった後、お仏壇やメモリアルグッズを用意しておけば、大切な愛猫のことを身近に感じられます。猫の毛色、イメージに近いアイテムを選んで、今後も一緒にいられる毎日にしてください。

気持ちが落ち着いてきたら、遺品整理のタイミングです。
1ヶ月程度で取り組める場合もあれば、1周忌が過ぎてもまだ難しい場合もあります。

無理なく、自分や家族の気持ちを最優先に、一つ一つ向き合ってみましょう。

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NEKOTO WATASHI

NEKOTO WATASHI
私たちは猫の様々な病気に向き合って来た獣医師です。これまでに仕入れた知識、これから学んでいくことを「猫とわたし」で発信し、愛猫家の皆様と愛猫ちゃんがいつまでも健康的で幸せでいられる社会をつくることが私たちのミッションとしています。

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