猫とわたし

マイページ

MENUCLOSE

  • 猫と暮らす

2025.05.14

猫アレルギー対策、できることは?無理なく始めるための5つのヒント

「猫と暮らしたいけれど、家族にアレルギーがあるかも…」「猫ちゃんと触れ合うと、痒みがでてしまう」そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

猫アレルギーの主な原因は、猫の唾液や皮脂に含まれる「Fel d 1」というたんぱく質。これが毛やフケにつき、空気中に舞うことでアレルギー症状が出るといわれています。

ですが、少しの工夫でアレルゲンを減らし、猫との暮らしを快適にすることも可能です。今回は、日常生活の中でできる5つの猫アレルギー対策をご紹介します。

 

1. お掃除をこまめに

アレルゲンを部屋にためないためには、こまめな掃除が欠かせません。

床やカーペットに落ちた毛は毎日掃除機で吸い取り、フローリングは水拭きもプラスすると効果的です。コロコロなどの粘着クリーナーも併用しましょう。

2. 空気清浄機を活用する

空中に舞うアレルゲンを減らすには、空気清浄機の設置が効果的。とくに「※HEPAフィルター」搭載のモデルを選ぶのがおすすめです。

※HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターは、0.3マイクロメートル以上の微粒子を99.97%以上キャッチするとされており、アレルゲンの主成分である猫のフケや毛、ホコリなども高精度で除去できると言われています。

猫がよく過ごす部屋に1台、可能であれば24時間稼働させることで空気中のアレルゲンを大幅に軽減できます。

3. こまめなブラッシング

抜け毛を減らすには、定期的なブラッシングが有効です。静電気の起きにくいブラシを使うと、毛の飛散をより抑えられます。長毛種の場合は特にブラッシングは重要。2〜3日に1度は行うと毛玉対策にもなります。

4. アレルゲン対策グッズも取り入れる

最近では、アレルゲンを抑えるキャットフードや、猫の被毛にスプレーするミストなどの対策グッズも登場しています。毎日のケアにプラスすることで、アレルギー対策がより手軽に行えます。

5. 猫との距離感を工夫する

猫とふれあった後は、手洗いを必ず行うこと。また、触ったままの手で顔をこすらないようにするのも大切です。アレルギーが気になる場合は寝室など猫が入らない部屋を分けて生活すると、症状が出にくくなります。

まとめ:無理なくできる対策から始めよう

猫アレルギーがあっても、工夫次第で猫と一緒に暮らすことは可能です。掃除・空気清浄・ケアグッズなど、無理のないところから始めてみましょう。

猫と人間、お互いに心地よい距離感を見つけながら、愛猫との穏やかな暮らしを楽しんでくださいね。

  • 猫と暮らす
  • twitter
  • facebook
  • line
  • hateb

NEKO MASTER

NEKO MASTER
私たちは猫の様々な病気に向き合って来た獣医師です。これまでに仕入れた知識、これから学んでいくことを「猫とわたし」で発信し、愛猫家の皆様と愛猫ちゃんがいつまでも健康的で幸せでいられる社会をつくることが私たちのミッションとしています。

この著者の記事一覧へ

PAGE TOP